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幸せだったからこそ辛い。一匹の猫と家族のちょっぴり切ないけど心あったまる話。

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HIRA85_kamibukurokaraderesou500私が高校生の冬でした。家で飼ってる猫が赤ちゃんを産みました。しかも電気毛布た私の布団で。

5匹いたのですが、次々と飼い主が決まりとうとう1匹だけになりました。
その猫を「ゆめ」と言う名前にしました。毎日一緒で、私が怖がりなのを知ってか知らずか、お風呂に入ればマットの上で私がお風呂を上がるのをじーっと待っていてくれるこでした
私が帰ると玄関でちょこんと座って待っていてくれるんです。
悲しいことがあるとなぐさめてくれるかのようにずっと隣にいてくれました。
ゆめは私のたからものなんです。

私が20歳をすぎると、初めて彼氏ができました。彼氏もゆめを可愛がってくれて。すごく嬉しかったのを覚えています。
付き合って2年たち、同棲するようになりました。ゆめの事が心配で、妹や母にようすを聞いていたのですが、

「毎日夕方になると玄関で待ってるよ。帰ってこないよって教えてもずーっとまってるよ。」

次の日家に帰るとゆめは待っていてくれました。
玄関でちょこんとお座りして。

同棲から1年、結婚しこどもができました。11月31日予定日でした。
出産予定日1か月前、実家に帰りました。
こどもを産んだらゆめと一緒に遊びたいなぁなんて考えては1人にやけてました。
ところが、予定日10日前頃からゆめが元気がなくなりました。いつもいっている病院に連れていったら「この薬を飲んでいれば大丈夫です。」といわれ飲ませていましたが、2日たっても3日たっても元気になるどころかだんだん衰弱するのがわかりました。

別の病院に連れていくとレントゲンをとりました。先生がレントゲンを指して「なぜか体の中に膿が大量にあります。」といわれ即入院。
私が帰るとき、今までなかなかったゆめが「なんでおいてくの?」「私もいく」と言うように精いっぱいなくのです。

 

これが私の聞いた最後の声になるとは思いませんでした。

 

帰り道不安で不安で、泣きながら車を運転しました。
その日の夜中、なんと陣痛が来てしまいました。母に病院につれていってもらいましたが、なかなか出てきてくれませんでした。ようやく夕方無事、女の子が産まれました。

入院中もゆめが心配で母にゆめの具合を聞いてました。

そしたら、26日の朝、夢をみたんです。

元気なゆめ。

一緒に遊んでるゆめ。

あとにも先にもゆめの夢はこれ1回きりでした。
あ!きっとゆめは大丈夫なんだ!と思い、その日お見舞いに来た母にいつもと同じに聞いたら少し返事を濁しました。

 
「まだまだどうなるかわからないけどゆめも頑張ってるよ!」と。

 
そして退院しました。
何日か過ぎたある日、母が言わなきゃいけないことがあるんだよ。と言いました。
実家に帰ると、ゆめが冷たくなっていました。本当は寝てるんじゃないのって思うくらい寝てるようにしか見えません。
でも抱っこしても、固くて冷たいのです。
母に聞くと、26日の朝に病院から電話が来たそうです。
最後の最後、私はゆめを知らない場所で、一人ぼっちであっちにいかせてしまった。
後悔しか残りませんでした。
母にも辛い嘘をつかせ続けてしまいました。

これを書いている今でも涙が止まりません。
あの時どうすればゆめは今でも生きていてくれたのか。
その事が頭から離れません。
あれから2年。娘は2歳になりました。
いま、私に似て猫がだいすきです。

 

 

 

ゆめへ

私はゆめにあえてスゴくすごく幸せだったよ。ゆめは幸せだったかな?
最近娘が、ねこいる!っていうんだよ。
偶然かもしれないけど、わたしはゆめだったらいいなって思うんだよ。
もし会えるなら、夢でもおばけでもいいから会いたいよ。
最後1人にぼっちにしてごめんね。
いつも待たせてごめんね。
向こうでも待たせちゃうね。ごめん。
私のところに来てくれて、本当にありがとう。
だいすきだよ。

出典:

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Comment

  1. ミミロル より:

    ゆめ¢・・・!!
    天国でお幸せに・・・!!!

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