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最後の力を振り絞って・・・犬嫌いだった俺とダックスフンドの物語

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149981712_org.v1407606545ある朝 変な違和感がして
目覚ました

眼をあけると、何かが

すぐ目の前にいた

まだしっかり覚めない頭の中では

それが何か把握できない

突然鼻に痛みを感じた

「いてっ」

俺の頭はようやく起きだした

突然視界の中に入ってきたのは

犬。ダックスフント。

急いで起きたらオカンが

『その子ねぇ、今日から新しい家族よ』って。

おいおい。いきなりすぎだろ…
犬が嫌いな俺は素直に喜べなかった。

オカンが名前をつけろというので

しぶしぶ名前を考えた

名前はルイ

名前ないのもかわいそうだから
仕方なくつけてやった

それからは俺とルイの戦いの
日々が始まった

ルイは毎日のように
俺の靴や鞄を噛んでくる

俺の靴はすぐにボロボロになった
ある日

俺が怒って部屋から追い出すと

必死にドアをカリカリ カリカリ

でもウザいから無視してた

カリカリする音が
聞こえなくなったと思ったら

なんと、
ベランダからまわって入ってきた。

そしてなんと
部屋入った瞬間

寝てる俺の顔面めがけて

足あげておしっこをしてきたのだ

もう完全にブチ切れた俺は

ルイを追いかけまわしたが

足がはやくて追い付かない。

胴長短足のくせに何故か足がはやい。

その短い足で必死に逃げてる姿が

あまりに可愛くて可愛くて

ついつい許してしまった

ごはんの時は椅子から机にうつって
俺のご飯を横取りしようとする

でも、足短いから机に乗れない(笑)

そしていつも椅子から落ちてる。

ホント可愛くて馬鹿なやつ。

ある日風呂からあがったら

ルイが玄関でゴソゴソ ゴソゴソ

なにをしているのかと良く見たら、
また俺の靴噛もうとしてる

止めようとしたら

靴ん中に顔入れたんだ。

その瞬間『カハッ…』
ってむせ込んだ。

おいおい…いくらなんでも失礼すぎだろ?

俺そこまで足臭くねぇよ…たぶん…

こんな悪戯な毎日だったが

あっという間に年月は過ぎ

ルイはおじいさんになった

もう悪戯する元気もないようだ

寝てる事が多くなったルイ

ちょっと寂しかった

あんなに犬が嫌いな俺でも

悪戯して逃げまわる姿が

可愛くて 可愛くて

いつの間にか大好きになっていたんだ

かけがえのない存在になっていたんだ

ある夜ルイがたてなくなった。

ただ ただ つらそうにしていた。

俺が名前を呼んだら

フラフラしながら一生懸命に俺んとこきた。

頭なでてやったら必死に甘えてきた。

もうその時俺は悟ったんだ。

あぁ…こいつもう死ぬんだって…

その夜はルイと一緒にねた。

ずっと抱き締めながら

ルイが元気だったころの夢をみた。

目覚めたら枕が濡れていた。

知らない間に俺は泣いていたんだ

ふと横みたらルイがいない。

まさかと思い急いで部屋を出た

でも、玄関にルイがいた。

昔のように
俺の靴くわえて走りまわってた

昨日はあんなにつらそうにしていたのに

昨日はたまたま甘えただけか?
元気になってよかったな

俺は安心して学校へ行く支度をした

そしたらルイが

なんだかとてもかまってほしそうに
俺の方をジッと見てきた

しょうがないな・・と思って

コラァ!!と追いかけたら、

昔と同じように短い足で

必死に逃げ惑う(笑)

こっちも遅刻したらまずいから

必死に捕まえて抱き上げた

『じゃぁなルイ!いってきます』

ルイはうれしそうにしっぽを振っていた

その日いつもと同じように

俺は学校から帰って来た

『ルイ ただいま!!』

いつも玄関で俺に
おかえりと、じゃれついてくるルイ

でも、その日
ルイは俺の足元にはやってこなかった

家に入ると みんな泣いてた。

・・・ルイは死んでいた。

なんで?朝元気だったじゃん。

しっぽふって遊んでたよ
あれなんだったの?

オカンが泣きながらいった。

『ルイねぇ… アンタが家でた瞬間
倒れてそのまま眠るように死んだわ…

最後の力を振り絞って
アンタにいってらっしゃいって言いたかったのね』

って…

なぁルイ…意味わかんねぇよ。

最後の力振り絞ってってなんだよ。

お前死ぬってわかってたのかよ。

じゃぁなんで最後の力を
俺なんかに使ったんだよ。

ホントは靴くわえて走りまわる元気なんか
なかったくせに なんでだよ!

ホント馬鹿なやつだよお前は!

俺お前になんもしてやれなかった…

毎日毎日喧嘩して…

なのにお前は最後まで
俺のこと思ってくれてたんだな…

ホント馬鹿でウザい犬だけど

世界で一番可愛いよ。

今でもたまに 朝学校いくとき

お前が嬉しそうにしっぽふりながら

いってらっしゃいってゆってくれてる姿が浮かぶよ。

なぁルイ…
いつか俺もそっちいっくけど
そん時は仲良くしような?

また靴くわえたりションベンしたらしばくからな(笑)

まぁ気長に待っとけ!

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